加齢すると出てくるのが肌の乾燥によるトラブルです。トラブルを改善するためには乾燥を防いだり、改善していくことが重要ですが、そのためには普段使っている化粧品などを見直す必要があります。
肌が乾燥する理由は?
加齢すると肌が乾燥してしまうのは、肌が水分を蓄えておく能力が低下しているためと考えられます。人間の皮膚は表皮、真皮、皮下組織という構造になっていますが、さらに表面から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層に分かれています。
このうち表皮の角質層は角質細胞が重なり、セラミドを主成分とした細胞間脂質が埋めています。若いときにはこの二つがしっかりつながっていて肌の内側の水分が蒸発するのを防いだり、肌のバリア機能として刺激から守っています。
しかし、歳をとることによって紫外線のダメージや化粧品の負担、ストレスなどの理由によってセラミドなどが減っていき、乾燥しやすくなってしまうのです。
化粧品を選ぶポイント3つ
肌を乾燥から守るためには、化粧品の選び方が重要となってきます。
3つのポイントとしては、まず刺激になる成分を省いた、なるべくシンプルなものを選んでいきます。
肌が乾燥しているとバリア機能も低下している状態のため、アルコールや香料、着色料が刺激になってしまうことあります。
アロマ成分やオーガニックなものも刺激になってしまうことがあり、失敗しないためにも化粧品を選ぶときには必ずサンプルをもらってパッチテストを行ってから使用します。
次に、敏感肌用の化粧品だからといって安全というわけではないということ理解してください。無添加や敏感肌用、低刺激など書いてあると安心する人も多いと思いますが、人によってはアレルギーなどのトラブルを引き起こすこともあります。無添加=刺激のあるものが入っていないわけではないということを理解してから選びます。
最後に、刺激を感じたら化粧品を変えることが重要ですが、刺激を感じるたびに変えてしまうとどの成分が刺激になっているのかわからなくなってしまいます。強い刺激でなければつけ方を変えてみることで落ち着くこともあるため、いろいろな方法を試しから変えてみることがオススメです。
シンプルケアとは?
肌が乾燥していると肌への負担が大きくなってしまいます。ついたくさんの化粧品を塗ってしまいたくなりますが、美容成分や添加物の量が増えてしまうと刺激へと繋がってしまうこともあります。
そのような状態を避けるためにも、なんとなく良さそうだからという理由で選ぶのではなく、きちんと目的に合った成分を含んでいる、肌に負担のかけないシンプルな化粧品を選ぶことをオススメします。
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