夏の紫外線や冬の寒さによって肌の乾燥を招き、肌がカサつくことがあります。日本人は元々肌が薄いので、乾燥に弱く小皺やシミができやすいです。プラセンタエキスはそんな乾燥肌に効果があります。
乾燥肌の原因となる活性酸素を除去
乾燥肌の原因の一つに活性酸素による過酸化脂質があげられます。過酸化脂質は活性酸素により脂肪分が酸化してしまったもので、角質層まで入り込み水分を保持する機能を損なわせます。プラセンタにはこの活性酸素を除去し、脂質の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
プラセンタに含まれる成長因子
プラセンタには細胞に働きかけて肌の新陳代謝を促す成長因子というものが含まれています。細胞に働きかけてコラーゲンやヒアルロン酸を作り出し、肌にハリや透明感をもたらして乾燥してカサついた肌に潤いが与えられます。
コラーゲンやヒアルロン酸が含まれた化粧水はありますが、プラセンタはこれらの成分の成長を促す万能薬のような効果を持っています。
プラセンタに含まれるアミノ酸
プラセンタには体の細胞を作る為に必要なアミノ酸が10数種類も豊富に含まれています。アミノ酸を摂取すると肌に栄養が補充され、持続して摂取することによって肌の水分量を上げて乾燥していた肌を潤すことができます。
プラセンタの効果が最も発揮できるのはヒト由来のエキスですが、こちらは医薬品になります。ヒト由来のプラセンタエキスをクリニックで注射して貰うのが一番効果的です。しかし、注意しなければならない点は美容目的のプラセンタの注射は保険適応外になってしまうことです。値段は1000円〜10000円までクリニックによって開きがあるので、事前に問い合わせて確認が必要です。人以外の哺乳類のエキスを用いたプラセンタのサプリメントや化粧品もあります。毎回注射に行くのは少し面倒だと感じる場合は、こちらを使用するといいでしょう。馬由来、豚由来のプラセンタエキスを含んだものがあります。
動物性以外だと、海洋性、植物性のプラセンタがあります。海洋性プラセンタは魚類の卵巣膜から抽出されたエキスで、こちらにもアミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンが豊富に含まれています。しかし注意すべき点は、こちらには動物性プラセンタに含まれ細胞に直接働きかける成長因子は含まれていません。植物性のプラセンタには果実に含まれる胎座といわれる部分が使われ、こちらもアミノ酸、ビタミンやミネラルが豊富ですが成長因子は含まれていません。
肌の乾燥を防ぎ新陳代謝を促すことのできるヒト・動物由来のプラセンタは乾燥肌に有能な効果をもたらします。また、海洋性や植物性のプラセンタも肌に潤いを与える成分を多く含んでいます。プラセンタエキスを使って乾燥肌に潤いを与えることができます。
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